ツルーバイト人工歯とは、色調が天然歯に最も近く、
強度にも優れた特別な人工歯です。ツルーバイトとは
総称で、前歯と臼歯によって呼び名が異なります。
前歯は陶歯と硬質レジン歯がありますが、審美性の要求や
口唇の乾きやすい患者様、または咀嚼時における
耐摩耗性のある症例には陶歯が望ましいです。
前歯部の歯槽粘膜がフラビー状態の場合や、前歯の
咬合関係がタイトで切端咬合、ディープバイト、パーシャル
の症例には顎堤の吸収を防止する為に硬質レジン歯を
選択されるのをオススメします。
またチタン床、バイタリウム床、白金加金床や
ナチュラルクラスプ等と併用する事でより美しく、
丈夫な入れ歯にする事ができます。
使用した人工歯
≪右≫
■前歯
バイオブレンド陶歯 21X (シェード:116)
■臼歯
バイオフォーム 20°硬質レジン歯 31M
(シェード:B81)
≪左≫
保険内のレジン歯使用
バイオブレンド硬質レジン歯は7つの色相を持ち、天然歯と同じオパール構造を持ちます。
全体が硬質レジン歯の為、中心部に至るまで硬度が均一化されます。
耐着色性の素材を使用している為、変色や着色がなく、永続的な美しさを保ちます。
前歯・臼歯ともに豊富な色調と形態がそろっているので、患者様一人一人にあった
人工歯を選択する事ができます。
総義歯の前歯においては陶歯を選択されることで、より審美的で個性的な入れ歯に
することができます。
色調は天然歯のように中切歯から側切歯、犬歯にかけて少しずつ変化があり、犬歯に
おいては少し濃く色付けられているのが特徴です。
ツルーバイト人工歯臼歯は全種類とも基本的にはフルバランスド咬合に対応した形態を
付与されております。
バイオフォーム 20°臼歯人工歯 | 側方偏位時の咬頭干渉を防ぐ浅い咬頭時、歯冠の解剖学的形態と 機能的形態のバランスを取った20°臼歯。 下顎運動との高い調和性、効率の良い咬合力の付与性、自浄効果に 加え前方顆路角にも広い範囲で対応できる人工歯です。 |
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バイオフォーム 22°臼歯人工歯 | 唯一バイオブレンド色(106・108・112)を取り入れた人工歯です。 咬耗した歯牙形態に似せて設計し、中心位以外での歯牙接触を 可能な限り減らしているのが特徴です。 |
バイオフォーム 30°臼歯人工歯 | フルバランスド咬合を与える際の他臼歯と異なり、上顎頬側咬頭に5°の 傾斜を与えることによって咬頭接触と理解がスムーズに起こる 両側性平衡咬合が得られるよう設計された人工歯です。 部分床義歯に高い対応性を持ちます。 |
バイオフォーム 33°臼歯人工歯 | 解剖学的形態に忠実な形態を付与された人工歯です。 下顎の咬頭傾斜を弱くするとリンガライズド排列にも対応できます。 |
※この他にも0°、10°の人工歯もございます。