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<< ジルコニアのメリット >>

ジルコニアとは、金属元素ジルコニウムの安定酸化物である酸化ジルコニウムの
総称であり、強度としなやかさ、美しさを兼ね備えた歯科材料です。
共通して以下のような特徴があります。

  • 強度が高く、割れにくい。
  • 金属を使用しないので金属アレルギーの心配がない。
  • 変色や腐食の心配がなく、長期にわたって審美性が持続する。
  • 金属よりも固いにも関わらず、重さは1/3と軽い。

 

ジルコニアクラウン

  • ジルコニアクラウンAタイプ前歯
  • ジルコニアクラウンAタイプ臼歯

※画像をクリックして頂くと拡大します

特徴

ジルコニアフレームの上に、通常のレイヤリング法にて陶材を築盛するタイプ。

色調、透明感に優れているので、前歯にも臼歯にも向いています。

適応部位

単冠~6本まで

ジルコニアAタイプ図解

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ジルコニアクラウン

  • ジルコニアクラウンBタイプ
  • ジルコニアクラウンBタイプ

※画像をクリックして頂くと拡大します

特徴

ジルコニアフレームの上に、プレス法でインゴットを打ち込み、ステインにて色調を再現します。

従来のレイヤリング(築盛法)ではなく、ロストワックス法にて外形を作る為、コスト面でお得に

なります。

適応部位

単冠~3本まで

審美性

色調をステインにて再現する為、レイヤリング法よりは劣ります。
また、切端部分の透明感が低いので、主に臼歯部に使用することを
おススメ致します。

ジルコニアBタイプ図解

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ジルコニアアバットメント

  • ジルコニアアバットメント
  • ジルコニアアバットメント

特徴

本来金属で製作されるアバットメントをジルコニアで製作することにより、金属使用時よりも

更に優れた色調を再現できます。

適応部位

単冠~3本まで

製作方法

CAD/CAMにより模型スキャニング後、パソコン上でアバットメントを

デザインします。デザインは自由にできるのであらゆる症例にも対応

できます。

また複数のアバットメントの傾きを同時に調整できるのでテーパー付与も

思いのままです。

デザイン後、加工センターにてジルコニアを削り出し、焼成して完成です。

注意点

作製できるインプラントメーカーに制限があり、口腔内にインプラントを
打ち込む前に十分確認する必要があります。

Aadvaアバットメント対応一覧
ジーシー

ジェネシオ Ф3.8

バイオメット
3i社
サーテンマイクロミニインプラント
3.4/3.25(ナロー)
ジェネシオ Ф4.4 サーテン3.75/4.0(レギュラー)
ジェネシオ Ф5 サーテン5.0XP4/5(ワイド)
セティオ Ф3.8 サーテン6.0XP5/6(ワイド)
セティオ Ф4.4 オッセオタイト3.75 4.0 XP 
3/4(レギュラー)
セティオ Ф5 オッセオタイト5.0 XP4/5
ノーベル
バイオケア社
リプレイスセレクト NP3.5(ナロー) 日本メディカル
マテリアル社
POI EX 3.7タイプ
リプレイスセレクト RP4.3(レギュラー) POI EX 4.2タイプ
リプレイスセレクト WP5.0(ワイド) POI EX 4.7タイプ
リプレイスセレクト 6.0 POI EX 5.2タイプ
ブローネマルク NP3.3 3.4(ナロー) カムログバイオ
テクノロジー社
カムログ 3.3タイプ(Jシリーズ)
ブローネマルク RP3.75 4.0(レギュラー) カムログ 3.8タイプ(Jシリーズ)
ブローネマルク WP5.0 5.5 6.0(ワイド) カムログ 4.3タイプ(Jシリーズ)
アストラ
テック社

アストラテック(マイクロスレッド)
4.0ST(レギュラー)

カムログ 5.0タイプ(Jシリーズ)
アストラテック(マイクロスレッド)
4.5/5.0ST(ワイド)
カムログ 6.0タイプ(Jシリーズ)

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『 ジルコニア 』をもっと詳しく!

純粋なジルコニアには単斜晶、正方晶、立法晶の三つの結晶系があり、2370℃以上の
高温で安定な相は立法晶であり、温度の低下に伴い正方晶、単斜晶へと逐次、
相転移します。

ジルコニアに酸化カルシウムや酸化マグネシウム、酸化イットリウムなどの安定化剤と
呼ばれる酸化物を添加することで高温相である立方晶や正方晶を室温で安定させることが
可能となります。
この高温相安定化によりジルコニアは高強度、高靭性を発現する事ができ、
安定化ジルコニアや部分安定化ジルコニアなどと呼ばれるようになります。

ジルコニアに亀裂(クラック)が生じると、ジルコニアは体積膨張を伴う正方晶から単斜晶に
結晶相転移が生じ、亀裂先端に圧縮応力が働くため亀裂の進展を防止します。
このようなメカニズムはマルテンサイト転移と呼ばれます。
ジルコニアがセラミックスであるのに金属のような挙動を示すことが『ホワイトメタル』と
言われる由縁でもあります。

また、ジルコニアはチタンと同程度の生体適合性を有しており、耐食性が高く、体内で
科学的に極めて安定しています。
イオンの溶出や細胞への為害作用が無いため、人工関節などの医療品としても使われて
います。その他にも燃料電池や酸素センター、耐摩耗性を活かした機械部品などにも
使われています。また、熱伝導率も小さいので断熱材としても使われています。

ジルコニアにイットリウム、カルシウム、マグネシウム、ハフニウムなどを添加した
安定化ジルコニアはキュービックジルコニアと呼ばれ、高い硬度とダイヤモンドに並ぶ高い
屈折率を持っており、金属元素の添加で様々な色も得られるため、宝飾品などにも
用いられています。

最近では金属に代わる歯科材料として注目されており、加工が非常に難しいため、
CAD/CAM等の専用の機械を用いて製作され、今まで適用できなかった大臼歯部や
ロングスパンブリッジなどのオールセラミックとして使用されています。

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